今回は、「ラップ下手でダサい」と不評気味なSATORUのラップの音源や、バトルの動画を紹介していきます!
BreakingDownではクールでドシっと構え、圧倒的な“強者感”を纏い、
しゃべればユーモアやトークスキルがあって面白い。
ドスが効いていて、何者にも動じない。しかも華がある。
「ギャングスター」とはまさにSATORUそのもの。
そんなカッコいいSATORUではありますが、
本業であるラップの方は「下手」「正直ダサい」と不評なんです。
今回は、SATORUのラップの音源やバトルの動画を紹介しつつ、ラップの実力や評価についてまとめていきます。
SATORUのラップ歴
SATORUは1997年7月生まれで、今年26歳になります。
ブラジルのサンパウロ出身で、育ちは栃木県足利市。
栃木には他にもDOTAMAやMAKA、SAMなどの実力のある有名なラッパーがいます。
余談ですが、SATORUが大先輩であるDOTAMAに喧嘩を売ってバチバチしたことがありましたが、
SATORUは「喧嘩を売るべきじゃなかった」と今では反省しているようです。
話を戻しますが、
SATORUがラップに出会ったのは13歳(中学1年生)のとき。
AK-69の曲を聴いてラップに惚れました。
実際にラップを始めたのは16歳のとき。
足利市の先輩でラッパー/レゲエのMAKAに弟子入りし、
ラップを学びながらMAKAと共に『フットバイラス』というラッパーグループをけん引しました。
しかし、
10代後半のときは、詐欺で捕まって少年院で過ごしたり、
暴力団の下っ端として活動していたこともあって、
満足にラップの活動をすることができませんでした。
その後は起業して失敗したり、海外に逃亡したり、帰国した直後に逮捕・拘留されて、その期間はラップからは離れていました。
ラップを再開したのは2019年5月。当時22歳。
そこから現在に至るまでの4年間はラップに打ち込んでいます。
SATORUのラップ歴は10年くらいだと言えますが、
実際に活動をしていた期間はだいたい5~6年くらいです。
SATORUのラップの音源とバトル動画
実質、ラップ歴5~6年のSATORUの音源がこちら。
こちらは2023年2月に発売したアルバム『GOLDROGER』の曲の一つです。
SATORUらしいアウトローで血がたぎってくるようなラップです。
まぁ、これだけ聴くと「悪くはない」感じはします。
こちらが、SATORUの最新のMCバトルの動画です。
2023年1月5日に行われた『口喧嘩祭』で梵頭と対戦しましたが、
このときの『はじくポップコーン』というセリフがSNSでバズっています。
(詳細はこちら↓)
ただ、バズっている理由は「カッコいいから」とかではなく、
「ポップコーン」というフレーズのダサさや、SATORUが言うことの似合わなさ、またはじくポップコーン!と2度も言ってドヤ顔した挙句、会場がイマイチ盛り上がっていないこと。
この“ダサ面白い”SATORUのバースがSNSでネタにされているわけです。
SATORUのラップは下手で正直ダサい?
私はラップの経験はないが、フリースタイルダンジョンは初代から見続け、UMBとKOKはほぼ毎年会場に足を運ぶくらいにはMCバトルを見てきましたが、正直SATORUのラップが上手いとはあまり思いません。
「下手」とまでは言いませんが、出来ることの幅が狭いのと、出来ることのレベルもそんなに高くはない…。
SATORUと同じ路線でラップが上手い人と言えば、BAD HOPのBenjazzyがパッと思い浮かびます。
SATORUはMCバトルで相手を具体的にディスっていないし、アンサーを返すわけでも、即興で韻を踏むわけでもない。
抽象度を上げるといつも言ってることが同じだし、ビートへのアプローチやフローの多彩さもない。
まぁ、ただSATORU以上に下手なラッパーや、「なんだこれ」と聞くに堪えないラップをする人はたくさんいるため、SATORUが特別下手とまでは思いません。
「5~6年くらい、MAKAのもとでやってきたんだろうな~」くらいの、想像の範疇に収まるレベルです。
SATORUをダサいと思うのは、キャラと実際のラップの実力にギャップがあるからでしょう。
ローランドがあのキャラでトークスキルがイマイチだったら「ダサい」って思うでしょう。
SATORUのラップが下手と言われるのも、キャラとの差があるからかもしれません。