本記事では、大谷翔平選手に“故意死球”することを宣言し波紋を呼んだ、韓国代表の高祐錫(コ・ウソク)投手とはどんな人物なのか?
また、「本当に故意死球をするつもりなのか」について情報をまとめ、お伝えしていきます。
WBC韓国代表は2月末まで米・アリゾナで合宿をしていましたが、
韓国代表の高祐錫(コ・ウソク)投手がインタビューで
「(大谷翔平へ)投げるところがなければ痛くないようにぶつけ、次の打者と勝負する」
などと発言し、日本で炎上していることはもちろん、
韓国内でもOBが苦言を呈したり、炎上したりしています。
高祐錫(コ・ウソク)投手とはどんな人物なのか?
本当に大谷翔平選手へ故意死球をするつもりなのか?
このあたりについて情報をお伝えしていきます!
故意死球宣言した韓国代表コ・ウソクとは
まず簡単に、WBC韓国代表投手・高祐錫(コ・ウソク)投手についてお伝えします。
高祐錫投手は1998年8月9日生まれの24歳で、今年プロ6年目になります。
学生時代は2016年にU-18韓国代表に選ばれ、3試合に出場し1セーブを上げています。
2017年に韓国のLGツインズにドラフト1位指名で入団。
平均で153㎞/h(最速は150km/h台後半)のストレートと、146㎞/hの高速スライダーを武器とし、
クローザーとして年間30セーブ以上上げているLGツインズの守護神です。
2021年の年棒は1億8000万ウォン(日本円でおよそ1900万円)でした。
東京五輪で山田哲人に打たれた投手
高祐錫(コ・ウソク)投手にとって、日本戦は良い思い出がない。
2019年のWBSCプレミア12が初めての日本代表戦の登板でしたが、
1イニングで4四死球・1失点という大乱調っぷりで日本に勝利をもたらしました。
そして2021年の東京五輪。
準決勝の日韓戦で、コ・ウソク投手は8回1アウトから登板しました。
このとき2-2の同点でしたが、
申告敬遠と四球で満塁となり、
山田哲人に走者一掃の二塁打を被弾して3失点。
それが決勝打となり2-5で日本代表に敗れることとなりました。
コ・ウソク投手は2度も日本代表相手に苦汁を味わっているのです。
本当に大谷翔平に故意死球するつもり?
WBC韓国代表の高祐錫(コ・ウソク)投手が、
2月下旬の米・アリゾナでの合宿中に受けたインタビューで、
大谷翔平選手について聞かれたときに問題発言をしてしまいました。
「投げる場所がなければ痛くないようにぶつけようかな。一塁に送り出して次の打者と勝負します」と故意死球をにおわす発言をし
引用:東スポ
冗談だとしても全く理解できない、肯定もできない“故意死球”発言。
この発言が韓国内で波紋を呼び、代表OBも「スポーツマンシップに欠ける発言」「これで偶然でも大谷にぶつけてしまったら大問題になる」などと苦言を呈しました。
このニュースは日本にも伝わり、もちろん炎上。
韓国は過去のWBCでイチロー・小笠原に“故意死球”ともとれるデッドボールを食らわせているため、
冗談には受け取れないし、冗談だったとしても無神経すぎる発言です。
ちなみに、
コ・ウソク投手は2019年のWBSCプレミア12の日本戦で1死球しているので、
そのときは故意死球じゃなかったにせよ、一応前科はあります。
故意死球宣言を謝罪
コ・ウソク投手が自身の発言が予想以上に波紋を呼んでしまったため、
2月28日に「故意死球宣言」の謝罪をしました。
「大谷があまりにもすごい打者で、弱点がないように見えた。本当に投げるところがなければ痛くないお尻に遅いボールを投げる、と言った」と発言を認めたうえで「本来の私はそうではない。投げるところがないからと言ってわざと当てようと思ったことはない。ただ私がそう言ったので弁明することはない。立場を考えずに安易な発言をしました」などと反省の弁を並べている。
引用:東スポ
まずは大谷翔平選手にリスペクトを示しつつ「痛くないお尻に遅いボールを投げると言った」と、言葉足らずだった部分を補足しました。
まぁどこに当てるかとか、球速の問題ではないのだが、
「本来の自分はそんなことをしない」「わざと当てようと思ったことはない」と言っているので、
本当に大谷翔平選手へ故意死球をしようとしているわけではなく、冗談で言ってしまった可能性が高そうです。
最後には「立場を考えずに安易な発言をした」と反省を弁で締めくくりました。
まぁ、今は申告敬遠というものがあるので、一塁へ歩かせたいのであればわざわざ故意死球をする必要がありません。
というか、
イチロー・小笠原にお尻付近へデッドボールを当てたのはやっぱり故意死球だったんだなと、一つ証明されてしまいましたね。
コウソクは平気で故意死球するような性格?
日本人の視点から見て、野球でもサッカーでも韓国人選手はスポーツマンシップに欠けていて、ラフプレーが多い印象はどうしてもあります。
コ・ウソク投手は故意死球なんてことを平気でやってしまうような人間なのでしょうか?
結論から言えば、
コ・ウソク投手は平気で故意死球をするような人ではない(可能性が高い)です。
LGツインズでは5シーズンで249試合に登板していますが、合計の死球数は「16」とそれほど多くはありません。
WBC・プレミア12といった主要国際大会では、通算5イニングに登板していますが、死球数は「1」となっています。
もし平気で故意死球をするような投手であれば、もっと多いはずです。
コ・ウソク本人が「本来の自分はそのようなことをしない」と釈明した通りなのでしょう。
また、サッカーでも野球でも近年の韓国代表選手は、
そういったスポーツマンシップに欠けたラフプレーが大幅に減ってきているように感じます。
イチロー・小笠原が故意死球を受けたのは17年前のことであり、
その時代はサッカーも野球も韓国人選手はとにかくヤバかった…
ですが、ここ5~6年くらいはサッカーも野球も、そんなに目立ったラフプレーはないように思える。
コ・ウソク投手は24歳で若手なので、
世代的にも平気で故意死球をするような人間とは思いません。
とはいえ、あのような問題発言をしてしまった以上、仮に偶然だとしても誰かに死球を当ててしまった場合大問題に発展しかねないし、最悪の場合、即乱闘騒ぎになってしまう可能性もある。
良くも悪くも注目投手となってしまったコ・ウソク投手を今後も追っていきます!