【※閲覧注意】本記事では、名探偵コナンの2023年の映画『黒鉄の魚影』の内容をネタバレしていきます。
4月14日本日、ついに名探偵コナンの映画『黒鉄の魚影』が公開されました。
私も早速朝イチの上映で見てきましたの、感想や内容をまとめていきます。
当然、ネタバレを含みますので先に映画を見たい方はここでブラウザバックすることをお勧めします。
事前にネタバレを知りたい方のみ、この先を読み進めてください!
コナン映画2023『黒鉄の魚影』の感想
まずは端的に今回のコナンの映画の感想を述べたいと思いますが、
『黒鉄の魚影』の感想を一言でいうなら
灰原哀のヒロイン感が爆発していてめちゃくちゃドキドキした
史上最大規模のバトルでめちゃくちゃスリリングだった
『純黒の悪夢』の上位互換みたいな映画
です。
なんのこっちゃ分からないと思いますが、内容は後でじっくり書いていきますので安心してください。
そして何よりめちゃくちゃ面白かった!!!!!
少なくとも「思ったより全然だった」とガッカリするようなことはありませんので、
このあとネタバレすると言っておいてなんですが、この感動や衝撃はぜひ劇場で味わっていただきたいです。
『黒鉄の魚影』は歴代作品で何番目に面白い?
コナンはこれまで27作品が上映されてきましたが、『黒鉄の魚影』は何番目に面白かったでしょうか。
もちろん個人的な意見にはなりますが、少なくともトップ3には入ると思っています。
ぶっちゃけ私は黒の組織回が好きなので、もうそれだけで『黒鉄の魚影』はトップオブトップに躍り出てしまいますが、人によってはそうではないかもしれません。
『黒鉄の魚影』はコナン・公安・警察・FBI・黒の組織が勢ぞろいし、事件よりもバトルが中心の作品だったので、『純黒の悪夢』の上位互換のように感じました。
なので2016年の『純黒の悪夢』が好きな方は、それを上回る黒の組織回が来たと思ってもらって構いません。
コナン映画2023『黒鉄の魚影』の内容・ネタバレ
ではここから『黒鉄の魚影』の内容について細かく書いていきます。もちろんネタバレ注意です。
映画の内容・ネタバレ
『黒鉄の魚影』の内容をひとことで言い表すなら「灰原哀の争奪戦」です。
事件の解決とかはなく、終始黒の組織とバトルするアクション映画のようでしたね。
物語は、コナン達御一行がホエールウォッチングのために八丈島に来ることから始まります。
八丈島の近海には最近完成したというインターポール施設『パシフィック・ブイ』があり、
コナンと灰原哀はニュースでこのことを小耳に挟んでいた。
世界中の防犯カメラの映像を閲覧することができる巨大な海洋施設。
巨大なマルチモニターに世界中の防犯カメラの映像が映し出されており、さらに「老化していても顔認証できる」という最新の老若認証システムが搭載されており、特定の人物が今どこにいるのか一瞬で割り出すことができる。
薬で体が幼児化しているコナンと灰原哀にとっては“天敵”ともいえるシステムだった。
ホエールウォッチングに行こうとしたコナンたち御一行だが、八丈島に白鳥警部がいるのを目撃し、不穏に思ったコナンが一人で白鳥警部たちが乗る警視庁の船に潜入。行先は『パシフィック・ブイ』だった。
『パシフィック・ブイ』にて、老若認証システムを開発した女性エンジニアが、黒の組織(バーボン/安室透とベルモット)によって誘拐される。
組織の目的は彼女が持っていた老若認証システムが使えるデバイス。
これを奪われたことにより、灰原哀が幼児化したシェリーであることが黒の組織によってバレてしまいました。
そして、八丈島の旅館で宿泊していた灰原哀は、寝込みを襲われウォッカとピンガ(ラムの側近)に拉致されてしまいます。
これが物語の序盤。
ここからコナンが灰原哀の奪還に動きます。
コナンと阿笠博士はウォッカとピンガの車を追跡しましたが、なんと灰原哀を乗せたその車は海に飛び込んでしまいました。
コナンもすかさず夜の海に飛び込みましたが、そこで黒い巨大な潜水艦を目撃し、灰原哀は潜水艦にさらわれたことを確信する。
灰原哀は潜水艦のなかでキールに仕掛けた盗聴器により脱出の方法を知り、
また潜水艦が浮上し地上と電波がつながった一瞬の隙に探偵バッジでコナンと会話することに成功する。
コナンは阿笠博士が新たに開発した酸素ボンベと水中スクーターで潜水艦に接近し、
なんとか海中に脱出することができた灰原哀と合流し、見事奪還することに成功した!
コナンは灰原哀を船に乗せ、パシフィック・ブイに帰還。
一方、ジンのもとにシェリーに似た人物が世界中にいる映像が届く。
シェリーだと思ってさらった灰原哀はまったくの別人だったことを知った(誤解した)ジンは、老若認証システムの精度の低さにブチ切れてパシフィック・ブイをぶっ壊そうと、魚雷の装填を指示する。
エンディングで分かったが、実はジンに映像を送ったのはベルモット。
ベルモットはなぜかシェリーを助けるためにシェリーに変装し、世界中に“シェリーに似た人間”がいるかのように思わせる映像を作り、ジンに送ったのである。
これによりジンたちは「灰原哀はシェリーに似たただの子供だった」「やはりシェリーは死んでいた」という結論に落ち着き、灰原哀は助かった。
黒い潜水艦はパシフィック・ブイを破壊しようと魚雷を放つ。
パシフィック・ブイには対魚雷ようの“デコイ”を搭載していたので、最初の何発かは躱すことができたが、ベルモットにシステムの制御を奪われて“デコイ”が発射できないようにされ、魚雷が着弾してパシフィック・ブイが崩壊し始める。
再びボンベと水中スクーターを装備して潜っていたコナンは、海中で“サッカーボール花火”をお見舞いして明かりを照らす。
潜水艦の姿形を把握した赤井秀一がヘリコプターから対潜水艦用の小型ミサイルを放ち、スクリューに直撃させて潜水艦の動きを止めた。
実は老若認証システムによりコナンが工藤新一であることを看破していたピンガが、ジンたちと合流するために潜水艦に戻ったが、潜水艦に仕掛けられた爆弾に巻き込まれて死に、そのことがジンたちに伝えられることはなかった。
赤井秀一によりスクリューを破壊された潜水艦には組織の情報が詰まっていたため、ジンは脱出する際に爆発するように仕掛けていた。
ピンガはジンの失態(実は工藤新一は生きていたということ)をラムに報告し、ジンを失脚させようと企んでいたが、おそらくその企みが勘づかれていたのと、ジンはピンガを嫌っていたことから、あえて爆発する潜水艦に呼んでピンガを殺しました。
パシフィック・ブイは崩壊してしまったものの、灰原哀を奪還することができ、潜水艦を破壊して黒の組織を撃退することに成功して物語は終わりました。
『黒鉄の魚影』の名シーンを紹介!
『黒鉄の魚影』もとい『灰原哀の争奪戦』には名場面がいくつかありましたので紹介していきます!
- 灰原哀の奪還に失敗し、号泣する阿笠博士と「絶対に取り戻す」と静かに決意を固めたコナン
- 酸素ボンベが外れて溺死しそうになったコナンに、灰原哀が人工呼吸で助ける場面
- ウォッカ&ピンガの襲撃にまさかの蘭が参戦。ピンガとタイマンで殴り合う
- コナンが“サッカーボール花火”で海中を照らしたときの綺麗な作画
2023年のコナンの映画における、ベストオブベストの名シーン。
それは序盤に灰原哀が攫われてしまい、コナンと阿笠博士が号泣するシーン。
だれもが「灰原哀はもう助からない」と確信した場面で、ずっと親代わりをしてきた阿笠博士は、これまで見たことないほどに号泣します。
コナンも涙を流しながら、静かに「絶対に取り戻す」と決意を固めるシーンは、心にグッとくるシーンです。
②は物語のクライマックス。
潜水艦を破壊し、黒の組織を撃退することに成功したコナンですが、水流により酸素ボンベが外れてしまい、溺れて意識を失いかけます。
そこに助けに来た灰原哀が海中で人工呼吸をし、コナンはギリギリのところで助かりました。
人工呼吸とはいえ、灰原哀がドキドキしながら何度も唇を重ねるシーンはかなりの胸キュンポイントでした。
③は序盤に灰原哀がウォッカとピンガに連れ去られるシーンですが、まさかの蘭姉ちゃんが参戦します。
蘭姉ちゃんは旅館の2階から飛び降り、灰原哀を乗せた車を上から殴打。その後ピンガとタイマンで格闘します。
別の場所からキャンティーに狙撃されましたが、すんでのところでコナンが突き飛ばし、蘭姉ちゃんは助かりました。
なにげに蘭姉ちゃんと黒の組織の直接対決は初だと思うので、かなり胸アツなシーンでしたね。
④は物語のクライマックス。
赤井秀一はヘリコプターから潜水艦へ狙撃する機会を伺っていましたが、闇夜の黒の潜水艦は姿形が見えない。
そこにコナンが連携する形でサッカーボール花火を射出し、漆黒の海洋に明かりを照らしたシーンですが、このシーンがとにかく綺麗すぎる…。
このシーンがクライマックスの山場だったこともあり、とても印象に残りました。