本記事では、鬼滅の刃『柱稽古編』の内容や敵対する上弦の鬼に関する情報をまとめています。
やっと放送されたかと思った『刀鍛冶の里編』もあっという間に終わってしまい、次の編が放送されるまで待ち焦がれる日常が戻ってきました。
TVアニメ・鬼滅の刃の次の編は『柱稽古編』です。
アニメ勢からしたら「稽古?なんじゃそりゃ」と、なんか緩やかな内容のように思えますよね。
しかし、『柱稽古編』は今まであまりスポットライトが当たらなかったキャラクターにスポットライトが当たったり、柱たちと炭治郎・善逸・伊之助の絡みがあったり、物語全体が大きく動くとても重要なパートとなっており、これはこれで面白いパートです。
今回は『柱稽古編』の内容や敵対する上弦の鬼について情報をまとめました。
柱稽古編の内容を解説
鬼滅の刃の『柱稽古編』とは、
字のごとく「柱たちと稽古する」というパートになっています。
前の『刀鍛冶の里編』にて、禰豆子が太陽を克服したことが鬼舞辻無惨にも伝わりました。
無惨は是が非でも禰豆子を奪おうと、そのための準備を水面下で進めています。
その過程で各所での鬼の襲撃がパタリと止み、「嵐の前の静けさ」のような雰囲気が鬼殺隊に流れる。
普段は鬼の討伐や担当エリアの護衛、継子の稽古や自身の鍛錬などで超多忙である柱も、
鬼の出没がなくなったことで時間が余るようになったことから、一般隊士たちに稽古をつけようということで柱による『合同強化訓練』が実施されたというわけです。
この柱たちによる合同強化訓練が『柱稽古』と呼ばれています。
しかし、この『柱稽古』には“裏の目的”がありました。
- 鬼側の総攻撃に備えて鬼殺隊の戦力を増強すること
- 柱たちが“痣”を出すための訓練をすること
柱稽古編に続く『無限城編』では鬼vs鬼殺隊の全面戦争となりますが、
先見の明がある「お館様」こと産屋敷輝哉は、無惨が総攻撃を仕掛けてきて全面戦争になることを読んでいました。
そのため隊士たちの戦力を強化するという目的があったこと。
柱合会議で明かされた「痣」について
さらに炭治郎や時透無一郎、甘露寺蜜璃が発現させた“痣”が
「心拍数を200以上に高めること」「体温を39℃以上に高めること」
という条件で発現させられることが判明したため、
大勢の隊士たちを相手にすることで痣を発現させようという、柱たちが痣を出すための訓練という目的も兼ねていました。
鬼舞辻無惨による産屋敷邸襲撃まで
この後の原作の流れを簡単に説明すると、
柱稽古→無惨による産屋敷邸襲撃→無限城に突入
こんな感じの流れになります。
産屋敷邸に現れた鬼無辻無惨
どこまでを『柱稽古編』と呼ぶかは微妙なところではありますが、
一般的には
- 柱稽古
- 無惨による産屋敷邸襲撃
この2つの内容を総じて「柱稽古編」と呼んでいます。
『柱稽古編』の終盤には無惨がついに産屋敷邸の場所を突きとめ、単身で乗り込んできます。
上弦の壱・黒死牟ですら「産屋敷…巧妙に姿を隠している…」と言い、長年場所を突き止められなかった鬼殺隊の総本山である産屋敷邸がなぜ見つかってしまったのか?それについては後述します。
原作漫画の何巻から何巻まで?
鬼滅の刃『柱稽古編』は、原作漫画の何巻何話から何巻何話までなのでしょうか。
15巻128話から16巻139話まで
前の『刀鍛冶の里編』は原作漫画の15巻/127話『勝利の鳴動』までで、テレビアニメでもちょうどここで終了してます。
なので『柱稽古編』は15巻/128話『御教示願う』から始まり、
炭治郎たちが無限城に落とされる16巻/139話『落ちる』まで。
この12話分が『柱稽古編』という括りになっています。
●15巻
128話『御教示願う』
129話『痣の者になるためには』
130話『居場所』
131話『来訪者』
132話『全力訓練』
133話『ようこそ』
●16巻
134話『反復動作』
135話『悲鳴嶋行冥』
136話『動く』
137話『不滅』
138話『急転』
139話『落ちる』
最後の3話分が無惨が産屋敷邸に襲撃しに来たパートです。
これが原作漫画の『柱稽古編』ですが、テレビアニメだと4~5話分のボリュームです。
鬼滅の刃はアニメ1話あたり原作2~2.5話分が消化されますが、その計算だと4~5話で終わってしまい尺が全然足りないため、『無限城編』の前半まで放送されることが予想されています。
柱稽古編で敵対する上弦の鬼は?
ここでは『柱稽古編』で敵対する上弦の鬼について情報をまとめています。
結論からいうと、『柱稽古編』では上弦の鬼とは戦闘しません。
そもそも『柱稽古編』は戦闘パートではなく、日常パートに分類されます。
アニメ1期の柱合会議や機能回復訓練、遊郭編での女装して潜入するくだり、刀鍛冶の里編での縁壱零式戦闘訓練みたいな感じですね。
『柱稽古編』の終盤では鬼舞辻無惨が産屋敷邸を襲撃するため、そこで無惨と一戦交えるシーンはあります。
それ以外に鬼との戦闘シーンはなく、生き残っている上弦(猗窩座・童磨・黒死牟)も一切登場しませんが、アニオリで少しだけ登場させる可能性はゼロではありません。
ただ、
ここでアニメ勢には驚きの新事実があります。
それは「琵琶の女鬼」こと鳴女(なきめ)が新上弦の肆に就任しており、『柱稽古編』に登場します。
新上弦の肆の能力とは?
新上弦の肆・鳴女
半天狗が死んだことにより新たに「上弦の肆」の座についた鳴女の能力とは一体何なのか。
それは圧倒的な探知探索能力です。
え?
と思われたかもしれませんが、鳴女は戦闘向きの鬼ではなく、
- 敵や味方の居場所を正確に把握する能力
- 敵や味方を空間転移させる能力
- 無限城を操る能力
という圧倒的な利便性で上弦に格上げされた唯一の鬼です。
新上弦の肆・鳴女
「べべん!」という琵琶の音で無限城を操ったり、無限城にいる鬼を空間転移させたりする能力は、既にアニメでも放送されている通りです。
無惨に気に入られ、そこから短期間で爆発的に成長した鳴女は、
目玉の分身を日本各地に散らばらせることにより、およそ6割の鬼殺隊士の居場所を把握しただけではなく、産屋敷邸の場所まで特定しました。
炭治郎の捕捉した鳴女
無惨や他の上弦が長年突きとめられなかった産屋敷の居場所を、鳴女が突きとめたということです。
ただ、『柱稽古編』で鳴女が柱や炭治郎たちと戦うことはありません。
鬼舞辻無惨と初戦闘!どんな血鬼術?
『柱稽古編』では上弦の鬼との戦闘シーンはありませんが、ボスである鬼舞辻無惨との戦闘シーンがあります。
アニメ1期の浅草で炭治郎と遭遇したときは戦いませんでしたが、ようやくここで無惨の戦闘披露目となりました!
鳴女のおかげで産屋敷輝哉の場所を突き止めた無惨は、単身で産屋敷邸に乗り込みました。
お館様と鬼舞辻無惨の初対面
しかし、「お館様」こと産屋敷輝哉は先見の明があり、無惨が来ることを予知していた。
病に倒れ、余命いくばくもないお館様は無惨と「最後の会話」を重ね、無惨に殺される直前で自爆しました。
自らを犠牲とした“カウンター奇襲”をモロに食らった無惨は、体が爆散し丸焦げになるも、なんとか回復をしていく。
しかし回復に専念している隙に珠世の接近を許し、血鬼術で体を固定された上に、「人間返りのクスリ」を体に打ち込まれてしまう。
無惨を固定し「人間返りの薬」を打ち込む珠世
そこに岩柱・悲鳴嶋行冥が現れ、渾身の一撃で無惨の頸を切り落としました。
だが無惨は頸を斬られても死なない。
追撃をしようとする悲鳴嶋行冥に無惨が繰り出した技が
黒血枳棘(こっけつききょく)
という血鬼術です。
有刺鉄線のようなものを大量に出す技だが、攻撃というより相手を「固定」する技に近いだろう。
無惨が初めて繰り出した血鬼術『黒血枳棘』を、悲鳴嶋行冥は『岩の呼吸参の型・岩軀の膚(がんくのはだえ)』ではじき返す。
そこに風柱・不死川実弥をはじめ、他の柱たちと炭治郎もかけつけ、一斉に切りかかったところで鳴女が琵琶を鳴らし、全員まとめて『無限城』へ落とされたという流れです。
柱稽古編で登場する柱は?
鬼滅の刃『柱稽古編』で登場する柱は、結論、全員です。
ただもちろん、既に死んでいる煉獄杏寿郎は登場しません。(炭治郎の回想で一瞬だけ登場する)
煉獄さん以外の8名。引退している宇髄天元も柱稽古に参加し、一般隊士たちをビシビシしごきます。
アニメ1期の柱合会議以降、ほとんど出番がなかった悲鳴嶋行冥や不死川実弥、伊黒小芭内にもスポットライトが当たることや、
冨岡義勇や胡蝶しのぶも久しぶりの登場となるため、そういった意味では非常に面白いと言える編です。
まず『柱稽古編』の冒頭で作中2回目の柱合会議が行われ、柱が勢揃いします。
そこで「痣」に関する情報が共有されたり、冨岡義勇の態度を巡ってひと悶着あり、柱稽古へと突入していきます。
以下、6名の柱をこの順番に回っていきます。
- 宇髄天元による体力強化の走り込み
- 甘露寺蜜璃による地獄の柔軟体操
- 時透無一郎による高速移動の訓練
- 伊黒小芭内による太刀筋強制訓練
- 不死川実弥による無限打ち込み稽古
- 悲鳴嶋行冥による筋肉トレーニング
胡蝶しのぶは珠世さんとの『人間返りの薬』の共同開発のため、柱稽古は不参加。
冨岡義勇は錆兎のおかげで最終選別を突破したという後ろ暗い過去があり、「自分は柱じゃない」という自戒から柱稽古への参加を拒否しました。
だいたい平均して一人の柱を10日ほどでクリアしていくが、優秀な隊士はもっと早く次の柱のもとへ行く許可が下りる。
炭治郎はだいたい5日ペースで回っていました。
『刀鍛冶の里編』は善逸と伊之助は登場しませんでしたが、『柱稽古編』では二人の他にも玄弥やカナヲ、村田さんも登場します。
【最後に】柱稽古編の内容まとめ
ここまで鬼滅の刃『柱稽古編』の内容や登場人物、敵対する上弦の鬼に関する情報などをお伝えしてきました。
日常パートに分類される編ですが、これまで登場回数が少なかったキャラにスポットライトが当たったり、久しく登場してなかった人気キャラが久しぶりに登場したり、新上弦の肆や無惨の初戦闘シーンが見られる非常に面白い話となっています。