本記事では、週刊誌『女性セブン』が報じた市川猿之助さんのパワハラ・モラハラなどのハラスメントに関する内容を1分で分かるように解説しています。
市川猿之助さん一家の悲惨なできごとが報じられたのは、5月18日の朝10時半ごろ。
実はその3時間ほど前に、週刊誌『女性セブン』が市川猿之助さんのパワハラ/モラハラなどの「ハラスメント」に関するスキャンダル記事を出していました。
後に分かったことですが、その前日に週刊誌『女性セブン』の記者から事実確認の問い合わせが入り、スキャンダル記事が出ることに思い詰めてしまった市川猿之助さんは、ご両親と“家族会議”をしてあのような悲惨な結末を迎えてしまったのです。
一体、週刊誌『女性セブン』はどんな内容を報じたのか?
市川猿之助さんのパワハラ/モラハラなどのハラスメントに関する内容を1分で分かるようにお伝えしていきます!
市川猿之助のパワハラ週刊誌の内容を簡潔に
この章では週刊誌『女性セブン』が出した市川猿之助さんのパワハラ記事の内容について、
1分で分かるように簡単にまとめています。
週刊誌『女性セブン』の内容をぎゅーーーーーとまとめるとこの3点。
- 市川猿之助さんが後輩役者や弟子、劇場スタッフなどに対し、日常的に性加害(セクハラ)をしていたこと
- 絶対的なボスである市川猿之助には逆らえないため泣き寝入りするしかなく、拒否すると干されたり冷遇されて居場所がなくなる
- コロナ全盛期のときもいろいろな場所で派手にパーティーを開き、周囲の目がないため“ご乱交”はエスカレートしていた
まず性加害(セクハラ)については、
ホテルに泊まったときに後輩などを隣のベッドに寝かし、
- 布団にもぐってくる
- 手を握る
- 体をまさぐる
- キスをする
という内容のことを当たり前のようにしていたという。
また酒に酔うとそのスイッチが入るそうで、「お酒を飲んだ後二人きりになるのが怖い」という証言もありました。
市川猿之助さんの“お誘い”を拒否したりすると
- 役を与えられなくなる
- 無視される
- スタッフの場合は仕事を取り上げられる
といった感じで冷遇され、居場所を失うため涙目で耐えるしかないと。
問題はこれだけに収まらず、
コロナ全盛期だった2~3年前にも高級ホテルを貸し切って派手にパーティーをしていたと伝えられています。
市川猿之助ご一行が貸し切った海が一望できる旅館
緊急事態宣言下のときもあり他のお客さんはいないからより性的なスキンシップは過激になったと。
複数の意味での“濃厚接触”により、市川猿之助さんは新型コロナに感染し、2021年7月30日の公演を休んでいます。
総括すると上述のような3点
- 体を触ったりキスをしたりするなどの過激なセクハラ
- 市川猿之助が絶対的な存在であり拒否したら干される
- コロナ全盛期にもパーティー三昧(セクハラあり)
が週刊誌『女性セブン』に書かれていた市川猿之助さんのパワハラに関する内容で、ここまで1分で分かるようにお伝えしてきました。
次ではもう少し掘り下げて内容をお伝えしていきます。
まるでジャニーさん?パワハラ内容が似てる
故・ジャニー喜多川氏
市川猿之助さんのセクハラにパワハラを上乗せしたような行為は、
まるで性加害を受け入れたジュニアを売り出すジャニーさんにそっくりです。
『ジャニーさんの性的加害の内容についてはこちらの記事』にてまとめていますが、
ジャニーさんの自宅は地方から来たジュニアの子たちが泊まる「宿舎」みたいな感じで貸し出しており、毎日数人~20人くらいのジュニアが寝泊まりしていました。
ジャニーさんはその中から目星を付けたジュニアの子を隣のベッドで寝るように言い、
消灯後にその子の布団に潜り込んで体をさわったり、陰部を触ったり、口陰したり、なかにはキスされたりその先の行為をされた子もいたそうです。
『岡本カウアンが告発したジャニー喜多川氏からの性加害の内容』にてさらに詳しく書いてますので是非ご一読ください。
市川猿之助さんもジャニーさんとほぼ同じことをしています↓
「猿之助さんの舞台に立った経験を持つある役者は、猿之助さんとの“関係性”にかなり苦悩していました。たとえば、地方興行などの際、頻繁に猿之助さんのホテルの部屋に誘われ、お酒につきあわされていた。そればかりか“隣に寝なさい”と指示され、横になると布団の中に潜り込んできて、キスをされたり、身体を弄ばれたりと過剰な性的スキンシップをされるというのです」(劇場関係者)
引用:NEWSポストセブン
ジャニーさんはお酒は飲みませんが、ジュニアの子と一緒にお風呂に入って全身を洗う…みたいなこともしていたことを元ジュニアが告発しています。
そして市川猿之助さんも同じように、一緒にお風呂に入ることがあったそうです。↓
猿之助さんが“お風呂に入ったら”とすすめることがあり、参加者が複数人で一緒に入浴させられるんです。
そのうちに、猿之助さんも酔っ払ってきて一緒に入浴することもありましたし、手を握ったり、体を触ってスキンシップをとったり、キスをするといったことは、平然と行われていました。
引用:NEWSポストセブン
市川猿之助さんはこういったジャニーさんとほとんど同じ内容の性加害を後輩や弟子、スタッフなどにしていて、それに拒否する者は役を与えない・仕事を与えない・無視するなど冷遇をしていた。
また「どれくらい快く応じるか」によって、気に入られ具合や、役や仕事の量も変わってくるということなのだろうか。
もしそうであれば、性加害を受け入れたジュニアの子をデビューさせたり、売り出したりするジャニーさんと何ら変わりありませんね。
男性へのパワハラで猿之助の同性愛が丸裸に
市川猿之助さんがセクハラ(性加害)をしてい相手は、記事を読む限りだと同性(男性)です。
宝塚歌劇団には女性しかいないように、歌舞伎の世界は男性の役者が女方を務めます。
劇場スタッフには女性もいるでしょうが、後輩役者や弟子となると完全に男性です。
そのため週刊誌『女性セブン』に書かれていた被害者は男性であり、
男性に対して上述のような性加害を加えていた市川猿之助さんは同性愛者だということが週刊誌により丸裸にされたわけです。
市川猿之助はゲイだと判明した件と「結婚しない理由」との関連性についてこちらで詳しくまとめています
週刊誌の内容は本当?ガセや誇張の可能性は
ここでは少し流れを変えて、そもそも週刊誌『女性セブン』に書かれていたパワハラなどの内容は本当なのか?ガセや誇張して書かれた可能性はないか?
ということを探っていこうともいます。
猿之助は「あることないこと書かれた」と主張
まず、市川猿之助さん自身は週刊誌『女性セブン』が報じたパワハラ記事について
「週刊誌にあることないこと書かれた」
と搬送先の病院で医師に伝えていたそうです。
猿之助は病院に搬送された際に『週刊誌にあることないこと書かれた』と医師に話していたようで、これが『生まれ変わる』ための動機だったのかもしれません。
引用:集英社オンライン
週刊誌『女性自身』のパワハラ記事の内容を全て否定したわけではないが、
事実と違う部分も多く含まれているということなのでしょう。
事務所は「そのような事実はない」と否定
市川猿之助さんの所属事務所『ケイファクトリー』は5月23日、
週刊誌『女性セブン』が出したパワハラ記事の内容について、マネージャーへの聞き取り調査を行った結果「そのような事実は出てきていない」と発表しました。
一部報道にありましたハラスメントに関しましては、今まで猿之助に関わった複数のマネージャーに聞き取りをしましたところ、弊社管轄の現場において、そのような事実は現在出てきておりません。
引用:ケイファクトリー
あくまでも「マネージャーへの聞き取り調査」だったことと「弊社管轄の現場」「現在出てきていない」というかなり限定的な言い回しではあるが、少なくとも事実だと認めるような発表ではなかった。
伝聞や憶測を書いただけの内容
週刊誌『女性セブン』が書いた市川猿之助のパワハラに関する内容は、「劇場関係者」や「澤瀉屋関係者」に聞いた内容を書いているだけであり、正直どこまで信用できるか不透明です。
- 劇場関係者(2名)
- 澤瀉屋関係者
- 芸能関係者
この3種4名の関係者による証言をもとに書かれた内容ではあるが、
「芸能関係者」とかざっくりし過ぎていて正直存在するかどうかすら怪しい。
実際に証言があったとしても改変して書いていたり、
発言を切り取って印象操作するような記事作成をしている可能性もある。
より多くの読者に読まれるために週刊誌はあえてそうして、結果的に事実がねじ曲がったかたちで読者に伝わることなんてザラです。
そもそも証言者が本当のことを言っているとも限りません。
記憶違いや怨恨・金銭目当てでわざと事実じゃないことを週刊誌に漏らしている可能性もゼロではないのです。
ただ、
それでも複数名の証言者がいるということと、市川猿之助さん自身の「あることないこと」という発言から、大事なところは合っているんじゃないかなと。
- 日常的に立場の低いもの(男性)に性加害をしていた
- 拒否できない空気感があり、受け入れざるを得なかった
- コロナ禍に高級ホテルを貸し切ってパーティーをしていた
このあたりの大枠の部分は事実だったのではないかと。
あと、市川猿之助さんがゲイ(同性愛者)だということも。
市川猿之助が命を絶とうとした本当の理由
市川猿之助さんが自殺(心中)を図ろうとした本当の理由について考察していきたい。
まず、週刊誌『女性セブン』のパワハラに関する記事が出たことが引き金となったのは間違いないでしょう。
週刊誌記者が事実確認の連絡を入れた日にご両親と“家族会議”をして、そのままそれが実行されてしまったのだから。
しかし、
たかが週刊誌記事が出るくらいでご両親を巻き込んで自殺(心中)するって、少々大げさすぎではないでしょうか?
今までも数々の有名人のスキャンダルが報じられてきたが、当日に一家で心中した有名人を私は知りません。
市川猿之助さんがご両親を巻き込んで命を絶とうとした理由や背景は他にもある気がします。
- プライドが高く、『澤瀉屋』の看板を汚してしまったことや同性愛者を晒されたことに耐えられなかった
- 名の知れた市川猿之助にとって性欲を解消する方法が「身内で立場の低い者に迫ること」しかなかった。なのにそのことがスキャンダルとして報じられたため、性欲を解消する術がなくなってしまったことに絶望感をおぼえた。
- 同性愛者であるがゆえに跡継ぎを作れず、血筋を途絶えさせてしまうことへの重圧や苦悩があって、同性愛が週刊誌にバラされるのをきっかけにその苦悩から解放されようと思った
みたいな感じで、もともと抱えていた大きな苦悩があり、週刊誌『女性セブン』の内容はそれを刺激するものだったという可能性です。
これはあくまで私の考察であり、真相は市川猿之助さん本人にしか分かりませんが、いろいろなことがオープンになった市川猿之助さんを「新生・市川猿之助」として、これからはさらけ出しながらも堂々と生きてほしいという願いです。