2022年9月4日から始まった『仮面ライダーギーツ』が、GANTZ(ガンツ)をパクったとものだと
GANTZの作者・奥浩哉氏がTwitterでチクリとつぶやきました。
放送開始直後から
「なんかGANTZっぽいな…」「設定とか骨組みだけガンツパクってね?」
みたいなことは視聴者からもチラホラ言われていました。
まだちゃんと見れていない人にとっては、
仮面ライダーギーツのどこがGANTZに似ているのか気になるところです。
なので今回は、
仮面ライダーギーツとGANTZの類似点7つを紹介していきます!
仮面ライダーギーツはGANTZのパクリ?類似点は7つ!
「GANTZのパクリだ」「著作権的に大丈夫なのか?」とネットがザワついている仮面ライダーギーツ。
どこがそんなに似ているのか?類似点は7つです。
無関係に突然プレイヤーに指名される
プレイヤーは自らゲームへの参加を志願することは出来ないし、そもそもゲームの存在すら知らない。
自分の意志とは無関係に突然ゲームマスターからプレイヤーに指名されるという点は、
仮面ライダーギーツとGANTZの大きな類似点です。
討伐対象が運営側から設定されている
仮面ライダーギーツもGANTZも、運営側から指定された討伐対象があります。
ちょっと違うのは、
仮面ライダーギーツの場合はミッションのクリア条件はその都度変わるので、必ずしも討伐対象を倒さないといけないわけではない。
仮面ライダーキーツの敵・ジャマト
一方、GANTZは討伐対象を倒すことが絶対的なミッションであり、みんな命がけで戦います。
スコアを競い合う/願いを叶えられる
敵倒すとポイントが加算され、そのスコアを上げていくことが“良いこと”があるというコンセプトがかなり類似しています。
仮面ライダーギーツの『スコア票』
ただ、仮面ライダーギーツはスコアを競い合って最終的に1番(デザ神)になった者が願いを叶えられるという設定になっているのに対し、
GANTZはプレイヤー同士でスコアを競い合うことはありません。
GANTZの100点めにゅ~
「100点を越えると死んだプレイヤーを蘇らせることができる」といったように、基準が設けられていてそれに達すると、点数に応じた願いを叶えられるという設定になっています。
まぁ全く同じではないにせよ、かなり類似していますよね。
ゲームをクリアすると記憶をリセットされる
まず仮面ライダーギーツの世界では、
ミッションにクリアするとそのミッションでの記憶が消されて元の日常に戻って行きます。
一方GANTZは、スコアによって叶えられる願いで「記憶をリセットして日常生活に戻り、デスゲームからリタイアすることが出来る」というものがあります。
発動のトリガーや条件が違いますが、記憶を消して日常世界に戻れるという点では同じと言えるでしょう。
ゲーム内で死ぬと現実世界でも死ぬ
仮面ライダーギーツでは、ゲーム中に死んだ仮面ライダーは現実世界でも死にます。
GANTZでも、GANTZの世界での死は現実世界の死を意味しますので同じようなものです。
ただ一点違うのは、GANTZの場合は見方が蘇らせることが出来ます。
スコアに応じて叶えられる願いで、プレイヤーに蘇生の指名を受ければ生き返ります。
キャラクターデザイン
GANTZの世界では皆黒スーツで戦いますが、仮面ライダーギーツでも黒スーツを着用して戦います。
仮面ライダーギーツの場合は動物をモチーフにした被り物をかぶりますが、
ピチピチの黒スーツはパッと見同じですよね。
あとパンダがいるところも。
GANTZに登場するパンダ『ホイホイ』
あと武器は銃がメインであるところも
さすがに類似点が多すぎること
これまで上げた類似点6つのうち、1つか2つまでなら、多分そこまで気づかれることはなかったと思います。
しかし、GANTZと類似している要素が6つもそろっていると、パクリ疑惑に発展してもおかしくはない。
「さすがに類似点が多すぎること」が7つ目の証拠として挙げさせてもらいます。
『ギーツ』と『ガンツ』が似ている(おまけ)
最後の類似点に、
仮面ライダーギーツの“ギーツ”と“ガンツ”が似ている・・・というくだらないところも、おまけ程度に上げさせてもらいます笑
(もちろん証拠としてはカウントしません)
ギーツ・GANTZのパクリ騒動は思わぬ展開に!
2022年9月18日。
GANTZの作者・奥浩哉さんがTwitterで苦言ともとれるツイートをしたことが話題になりました。
特にリプライでの「喧嘩したいわけじゃないけど、呆れて見てる」の部分が冷ッとしますよね。
激おこじゃんwって。
まさかのGANTZ作者が参入したことにより、
仮面ライダーギーツの“パクリ疑惑”がクローズアップされ大炎上へと発展していく・・・
かと思われましたが、
逆にGANTZ作者・奥浩哉さんの方が炎上していて、
なんなら仮面ライダーギーツ側の人たちの結束が強まっているようにさえ感じるという、予想外の展開になっています。
なぜパクリを疑われている仮面ライダーギーツ側が追い風となっていて、GANTZ作者の奥浩哉さんが炎上しているのか。
パクリかどうかは正直微妙
Twitterでの声を一言でまとめると、
「別にパクリとまでは言えなくね?」
です。
「たしかに類似点は多い。でも…」
という意見が多く目立っています。
じゃあ奥浩哉さんが著作権侵害を申し立てて勝てるか?と言えばおそらく勝てない。
パクリかどうか曖昧過ぎるし、決定的な証拠もないので。
売れてるものをパクるのは当たり前of当たり前
ビジネスの世界では特にですが、
すでに売れているものをパクるのは当たり前のことであり、
逆に結果を出せない人は成功例から学ばずオリジナリティにこだわります。
YouTuberのヒカルさんでさえ「自分はパクリの天才」だと言っていて、
ラファエルさんのも「海外ですでにバズっている動画を日本で真似ただけ」と言っています。
パクるというのは、コピペするのとは全く違い、結果が出ているもののエッセンス(大事な要素や構造そのもの)を真似するということです。
『スターウォーズ』と『タイタニック』と『ライオンキング』は、
“神話の法則”という鉄板のコンセプトが採用されているという点では全く同じ作品です。
「感動した!」と言われるラブストーリーのほとんどが過去の名作の焼きまわしであり、
プロアスリートのほとんどが先輩方から技術を盗んで成長しています。
本当に新しいものなんて、もはやこの世に存在しないし今後も生まれないでしょう。
話を戻しますと、
仮面ライダーギーツに関しては、ちょっと具体性の高いところまで似せすぎたから気づかれちゃった。
ってだけの話であり、
他作品をパクったこと自体は、「視聴率の高い作品にする」という目的に対して当たり前のことをしただけです。
GANTZ作者・奥浩哉の方が炎上!
逆に、奥浩哉さんの方が炎上している状態です。
逆にGANTZが過去の仮面ライダー作品をパクっていた疑惑が浮上したり、
そもそもGANTZはロボコンをパクった作品だと揶揄され始めたり、
仮面ライダーギーツはGANTZではなく、他の作品を参考にしていたんじゃないか?
というすれ違いが指摘されたりと、とにかく向かい風となってしまっています。
GANTZはロボコンのパクリ?
GANTZの作品名の由来は、ロボコンの作者である『ガンツ先生』から来ています。
1970年代に『がんばれ!!ロボコン』という特撮ドラマが放送されていて、奥浩哉さんはロボコンが大好きでした。
GANTZの物語も、大まかな要素を抽出すればロボコンとかなり類似しています。
なのでそこを突かれると痛いかもしれません…。
GANTZは過去の仮面ライダー作品をパクっていた!?
左が仮面ライダー龍騎のサイコローグ(2002年)で、右側がGANTZのハードスーツ(2007年)です。
サイボーグのデザインが類似していますが、GANTZの方が仮面ライダーよりも“後”となると、分が悪いですね。
これまではパクリ批判されることはありませんでしたが、奥浩哉さんが同じ仮面ライダー作品を攻撃してしまうと、カウンターとしてこれが綺麗に決まってしまっています。
過去の発言が盛大なブーメランに
奥浩哉さんは過去に「クリエイターに対して『あれに似ている』とか言うな」ということをツイートしていたんですね。
客観的にみると、これが盛大なブーメランとして刺さってしまっている感じが否めない…。
まぁ、こういったことが掘り起こされなければ、GANTZ側にもっと多くの味方がついて、
仮面ライダーギーツのパクリ疑惑がクローズアップされたかもしれません。
結論|仮面ライダーギーツはGANTZのパクリ?
結論をまとめますと、
仮面ライダーギーツがGANTZの“パクリ”かと言えば、『YES』ともいえるし『NO』とも言えます。
実際、GANTZを意識して取り入れた要素はたくさんあるでしょう。
類似点は多々あって、それは誰の目から見ても明らかです。
しかし著作権侵害と言えるほど丸パクリはしていません。
GANTZ作者の奥浩哉さんは「呆れて笑って見てる」と言っていますが、
売れるために既に売れている作品をパクるのはビジネスでは超当たり前のことであり、
奥浩哉さん自身ロボコンをパクってGANTZという作品をヒットさせています。
これから毎週のように「仮面ライダーギーツがGANTZに類似している」ということがトレンド入りするかと思いますが、
奥浩哉さんはこれに耐えられるか。またモノ申して炎上を大きくしないか心配なところではあります。