4月15日、和歌山県和歌山市の雑賀崎漁港にて街頭演説を行う予定だった岸田総理が、何者かから爆発物を投げ込まれました。
岸田総理は無事で、爆破テロ未遂の犯人はその場で“漁港のおっちゃん”に取り押さえられました。
昨年7月に山上徹也被告が故・安倍晋三元総理を暗殺した事件を彷彿としますが、
岸田総理に爆弾を投げ込んだ犯人は一体どんな人物なのでしょうか。
名前や年齢が判明しているのでお伝えしていきます!
木村隆二は兵庫県川西市けやき坂在住の24歳
岸田総理の街頭演説前に爆発物を投げ込んだ犯人は木村隆二(きむらりゅうじ)容疑者です。
【速報】早速、身元が判明。
— 横浜の人【愛称エル】古希 (@YokohamaNoHito) April 15, 2023
逮捕の男は木村隆二容疑者
捜査関係者によると、岸田文雄首相の演説会場に筒状のものを投げ込んだとして威力業務妨害容疑で逮捕された男は兵庫県川西市の木村隆二容疑者(24)。 pic.twitter.com/Kx9oIqj4jb
- 名前は木村隆二
- 年齢は24歳
- 自宅は兵庫県川西市けやき坂
- 職業不詳
『殺人未遂』ではなく『威力業務妨害』なのであくまでも街頭演説を妨害したとして逮捕されました。
自宅は兵庫県川西市けやき坂3丁目
木村隆二容疑者の自宅は兵庫県川西市けやき坂にあると報じられましたが、3丁目にあることまで判明しました。
けやき坂3丁目は、最近開発されたニュータウンで、きれいな住宅が立ち並ぶ街です。
自宅は区画整備がしっかりとなされたニュータウンに位置し、ガレージと庭付きの小ぎれいな一軒家だ。一見するとテロ事件を起こす容疑者が暮らす自宅とは到底イメージが結びつかない。
引用:文春オンライン
木村隆二の犯行動機は?
16日現在、木村隆二容疑者はまだ取り調べに黙秘しているため、犯行動機はわかっていません。
木村隆二容疑者は兵庫県川西市けやき坂にある自宅からわざわざ和歌山市の雑賀崎漁港まで来たということなので、
岸田総理が来ることを事前に知っていて準備して犯行に臨んだと思われます。
兵庫県川西市けやき坂→和歌山市雑賀崎漁港は、車で2時間/公共交通機関で3時間半ほどかかります。
事件は15日の午前11時半ごろに起きたので、11時ごろには着いていたとなると、早朝に自宅を出て雑賀崎漁港に向かったと考えられます。
故・安倍元総理が奈良県の自宅近くに来ることを好機ととらえて襲撃した山上徹也被告とは違い、
わざわざ数時間かけて出向いていることから岸田総理に強い恨みがあったことが想像できます。
木村隆二は政治に強い興味があった
週刊文春の調査で、木村隆二容疑者は政治に強い興味を示していたことが分かっています。
「木村容疑者は逮捕後、黙秘を続けているようです。ただ、昨年9月には自民党系の川西市議が開いた市政報告会に参加し、『川西市議の報酬は良いですか?』と熱心に質問するなど、政治に関心を持っていたのは確かなようです。事件を引き起こした動機や、爆発物の詳細についての解明はこれからです」
引用:文春オンライン
昨年の山上徹也被告は家庭を壊した宗教団体の広告塔が安倍氏だったという個人的な恨みがありましたが、
どうやら木村隆二容疑者はそうではなく、政治の価値観の違いなのかもしれません。
木村隆二は小学校時代は明るくて人気だった
木村隆二容疑者の幼少期は、のちに岸田総理を襲撃するようなヤバイ性格ではなく、明るくて人気者だったという。
小学生時代の同級生が木村隆二容疑者について文春のインタビューに答えている。
すごい明るいヤツでした。小学校の休み時間にボール遊びや鬼ごっこをする時も、いつも同級生たちの輪の真ん中にいるような子供でした。同性からは人気者でしたし、女の子からもモテたんじゃないかな。
卒業文集にある、将来の夢を語るコーナーには『パティシエか発明家』になりたいと書いていました。自分が考えたチョコレートを使った、お菓子のアイデアを紹介していましたね。発明家としては、高齢者のために、料理や洗濯をする役に立つ機械を作りたいと書いていました。優しいヤツだと思っていたので、まさか爆弾なんて物騒なものを扱うとは想像もしませんでしたが……。
引用:文春オンライン
こちらが、木村隆二容疑者の卒業アルバムに書かれている「将来の夢」です。
小学校時代の木村隆二容疑者は明るくて同性からも女子からも人気で、夢の一つに「高齢者のための電化製品を開発すること」を挙げているので、むしろ人格者だったといえる。
ちなみに、木村隆二容疑者が通っていた小学校は、川西市立けやき坂小学校であることが判明しています。
木村隆二は中学時代は大人しい生徒だった
小学校時代は明るかったという木村隆二容疑者は、中学以降は大人しくて目立たない生徒になったという。
「中学生になってからは生徒数が増えて目立たなくなったというのもありますが、急に“陰キャ”になったイメージです。話した記憶すら全くありません」
中学時代以降の木村容疑者は、あまり目立たない学生で、大人しく控えめな青年として周囲の目には映っていたようだ。
引用:文春オンライン
木村隆二容疑者は、川西市立清和台中学校を卒業していることが判明しています。
家から一番近いこの中学校に通っていて、テニス部だったという情報があります。
「キムソン」と呼ばれて嫌われていた?
Twitterでは中学時代の同級生だという人の書き込みがありました。
木村隆二容疑者は中学時代「キムソン」と呼ばれていて、性格が悪くてみんなに嫌われていたという…。
「みんなに嫌われていた」「無能なのに悪い結果は何でも誰かのせいで結果だけを欲しがるやつ」「アベ政権を許さないというプラカードを学校のカバンに下げていた」
というような内容が書かれていますが、これが本当なら周りから疎まれる“ヤバい奴”だったというのも頷ける。
しかし、集英社オンラインの調査では、全く反対の証言が寄せられています。
同級生の「嫌われてた」証言は嘘だった!?
集英社オンラインに証言を寄せた同級生によると、「キムソンなんてあだ名は聞いたことがない」「政治や思想の話をしているのを見たことがない」と、Twitterの証言を完全否定しています。
引用:集英社オンライン
「『キムソン』なんてあだ名、聞いたこともありません(笑)。そもそもおとなしい、目立たないグループにいました。勉強も運動も出来は中くらい、平均だったと思います。中学時代に政治のことや特別な思想を話していることは聞いたことがない、今回の事件はクラスのLINEグループでも話題になっています」(当時のクラスメイト)
さらに複数人の証言者が、Twitterの情報を完全に否定しています。
「木村くんはテニス部で、大人しい子でした。別に暗いわけでもなく、勉強もスポーツも可もなく不可もなくで、とにかく目立つタイプではなかったです。印象に残っているのは、昼休みに外に出て遊んだりはせず、いつも教室か図書室でよく本を読んでました。ある日、図書室でよく顔を合わせるものだから『漫画も読んだりするの?』って聞いたら、読んでる漫画の話で少し盛り上がった気はしました。
ただそれでも他の場所では会話をすることはなく、あいさつ程度で、木村くんから近づいてくることはありませんでした。中学で会ったのが最後で、それ以降は同窓会などでも見かけることはなく、同級生たちの噂にも出てこなくて、何をしているのか謎でした」
引用:集英社オンライン
そもそも「アベ政権を許さない」というのは2015年に生まれた標語であり、
24歳の木村隆二容疑者が中学時代にこのようなプラカードを下げていたというのは矛盾が生じます。
意図してデマを流したのか、あるいは“記憶違い”だっただけなのか。
私は、“記憶違い”だったと考えています。
ニュースで「木村隆二」という名前が出てから数十分の間にこれだけの“証言ツイート”をしており、内容もかなり具体的なのが引っ掛かります。
また「あだ名が“キムソン”だった」という証言は複数あった。
察するに、Twitterの証言者は個人的に木村隆二容疑者を嫌っていたのではないでしょうか?
「頭悪い何でも他人のせいで強欲で嫌われていた」などの主観的な情報が多く、自分が個人的に嫌っていたのを「みんなに嫌われていた」と盛って書いてしまったのではないかと考えています。
何にせよ、メディアに寄せられた証言とのズレが浮き彫りになって、「みんなに嫌われていた」などの証言は説得力を失ってしまいました。
木村隆二の卒アル写真
最後に木村隆二容疑者の卒アル写真をご紹介します。
こちらは、小学校の卒アル写真です!
そしてこちらが木村隆二容疑者の中学時代の卒アル写真です。