6月16日、俳優の永山絢斗さん(34)が大麻取締法違反の容疑で逮捕されたというニュースが入りました。
永山絢斗さんは実写版の東京リベンジャーズに場地圭介役で出演しており、
後編が6月20日に公開される予定でした。
大麻で逮捕されるというのはかなりイメージが悪く、映画の公開が中止になるか、あるいは公開延期にある可能性も十分にあります。
永山絢斗逮捕で東リべ映画は公開中止or延期?
キャストに逮捕者が出た場合、その映画が公開中止になるか、延期になるか、あるいは予定通り公開されるかは、
- 犯罪の内容
- そのキャストが主役かモブか
- 世間の風当たりの強さ
でほぼ決まります。
まず、犯罪の内容からすると軽くはないが重くもないといった具合です。
「使用」ではなく「所持」で逮捕されたのであり、陽性かどうかの検査が今後されるでしょう。
ただ大麻というイメージは悪すぎるため、役柄や登場頻度次第では公開中止or延期になってもおかしくありません。
永山絢斗さんが出演する『場地圭介』という役は、主役ではないものの後編の映画ではとても重要な人物となっており、「場地圭介の映画」と言っても過言ではないないようです。
鬼滅の刃でいう煉獄さんみたいなものですね!主役ではないが映画『無限列車編』ではキーパーソンであり「煉獄さんの映画」だった。
今回の東リべの映画における場地圭介がまさにそうでした。
なので、この場地圭介が永山絢斗さんであることはかなりマズいと言えます。
出演者が逮捕されて映画が公開中止or延期になった事例
キャストが逮捕されて映画が公開中止になったり、代役を立てるなどで延期した事例はあります。
新井浩文の事例
2019年1月に強制性交の罪で逮捕・起訴された新井浩文さんは、翌2月に公開予定だった映画『善悪の屑』の主演でしたが、罪の重さと世間の風当たりの強さから公開が中止になりました。
強制性交の疑いで逮捕された新井浩文容疑者(40)が主演の1人を務め、年内に公開予定だった映画「善悪の屑(くず)」(白石晃士監督)について、日活は8日、公開中止を発表した。同社は「逮捕容疑の内容の悪質さと、事件が社会に与えた影響の大きさを考慮した」と理由を説明した。
引用:産経新聞
なお、2019年6月公開予定だった映画『台風家族』は同年9月に延期となりました。市井監督は「事件と作品は別」「作品に罪はない」とした上で、代役を立てて撮り直すことなく、新井浩文さん出演のまま公開されました。
このように監督の判断基準によって、中止になるか延期になるか変わります。
ピエール瀧の事例
ピエール瀧さんは2019年3月上旬に、大麻取締法違反で逮捕されました。
これも大変衝撃的なニュースで世間を騒がせましたが、翌4月5日に公開を控えていた『麻雀放浪記2020』は予定通り公開されました。
この映画でピエール瀧さんは主役ではありませんでしたが、事件の重さと、世間でかなり話題になっていて風当たりが強かったことから、公開を中止するか延期するかでかなり議論したとのこと。
しかし最終的には東映・多田社長が「作品に罪はない」「たった一人の演者のミスで既に完成している作品を無にするのは違う」「映画はドラマやCMとは違う」としてGOサインを出した形です。
伊勢谷友介の事例
2020年9月に俳優の伊勢谷友介さんが大麻取締法違反で逮捕されました。
ちょうど永山絢斗さんと同じ事例ですね。
伊勢谷友介さんは2021年GWに公開を控えていた『るろうに剣心』の映画で四乃森蒼紫役として出演することが決まっていました。
四乃森蒼紫は主役ではないが、出演頻度はそこそこ多いという点でも、永山絢斗さんの場地圭介に似ている。
結果、『るろうに剣心』は公開中止することも代役立てて延期することもなく、伊勢谷友介のまま予定通り2021年GWに公開されました。
映画の公開が伊勢谷友介の逮捕から半年以上の期間が空いていたことも、一つの要因だったと思われます。
とんかつDJアゲ太郎の
今ネットで話題になっているのが、映画公開の直前に伊勢谷友介・伊藤健太郎の2名が逮捕されてしまった、北村匠海さん主演の『とんかつDJアゲ太郎』です。
実は6月20日公開を控えている『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』でも北村匠海さんは主演で、
「出演者が逮捕される呪いにかかってるのでは?」「さすがに可哀想すぎる」といった声が上がっています。
伊勢谷友介さんは大麻で、伊藤健太郎さんはひき逃げで逮捕され、両者ともに3年近く経った今でもほとんど復帰できていない状況です。
それでも『とんかつDJアゲ太郎』は公開中止することも、延期して代役を立てることもせず、予定通りの日時に映画を公開しました。
方や大麻で、方やひき逃げで逮捕されても「中止」にも「延期」にもならないのだから、
やはりドラマやCMと比べて圧倒的に“お蔵入り”にはなりにくい傾向があるみたいです。
事例を踏まえると映画『東リべ』は公開されそう
新井浩文・ピエール瀧・伊勢谷友介の3名の事例を上げましたが、
- 事件の重さ
- 世間での盛り上がり具合(風当たりの強さ)
- 逮捕されてから公開までの期間
によって公開中止にするか、延期にするか、予定通り公開するかが決まります。
永山絢斗さんの『東リべ』に関しては公開まであと5日とかなり近いため、そういう意味では公開中止or延期の判断に寄りそうな感じがする。
しかし大麻を「所持」していただけで「使用」までは明らかになっておらず、人を傷つけるような犯罪ではないため、正直公開中止にするような犯罪ではないと個人的には考えています。
「作品に罪はない」という風潮は強まっており、
なんでもかんでも公開中止にすれば"けじめ"がつくという考えに対する風当たりが強まっていることから、
永山絢斗さん出演の『東リべ』は予定通り6月20日に公開される可能性が高いと考えています。
永山絢斗の東リべ映画の『代役』は?
公開まであと5日に迫るなか、延期にして代役を立てて撮り直す可能性もゼロではありません。
その際の『代役』は誰になるのでしょうか?
Twitterでさまざまな声を見てみると
- 東出昌大
- 桐谷健太
- 柳楽優弥
- 永山瑛太
このあたりを推す声がありました。
アウトローの映画での役柄にハマりそうで、年齢も近い俳優となるとこのあたりが代役としては相応しいかもしれません。
兄・永山瑛太
ネタで言っている印象が強いが、SNSではやはり兄である瑛太さんが代役として尻ぬぐいすべきだろうと。
こりゃ、東リべ2は永山瑛太を代役にして撮り直しだわ。
— ふぢ〜@TOUR異空は中四国制覇🕊 (@fudii_69) June 15, 2023
演技力に関しては申し分ないと思うが、
瑛太さんは現在40歳であり、14歳の場地圭介役はちょっと無理そうですね…
その他の具体的な候補はまだ上がっていないが、
個人的には柳楽優弥さんなんてどうかな?と考えていたりする。
結論、東リべの映画は公開中止にはならない
最後に結論をまとめますと、
東リべの後編映画は予定通り6月20日に公開される可能性が高いと考えています。
ただ、今後数日のうちに「中止にすべきだ!」「延期して代役立てて撮り直せ!」というような世間の風当たりが強くなったら、急遽中止or延期になる可能性もあると考えている。
それでも新井浩文・ピエール瀧・伊勢谷友介の事例から、少なくとも中止にはならないだろうと考えてます。