岸田文雄首相の長男が秘書として登用されることが決まったという。
ネットでは「コネでしょ」「人選のセンスない」などたくさんの否定的意見がありますが、
「秘書として優秀ならいい」という意見も多く上がっています。
岸田首相の長男はそもそも政治関係の仕事をしていたのか?
そもそも私はそこから知らなかったのですが、
長男・翔太郎氏は慶應義塾大学法学部を卒業後、大手商社に勤務してたいわゆる“エリート”でした。(岸田翔太郎の学歴についての詳細はこちら)
今回は、
岸田文雄首相の長男・翔太郎氏が三井物産に勤務していたことや、公設秘書として優秀なのかについて情報をまとめていきます。
岸田文雄の長男・翔太郎は元三井物産勤務
2022年10月3日夜、大手新聞社から岸田首相の長男が首相秘書官になることが報じられました。
翔太郎氏は31歳。大手商社勤務を経て公設秘書となった。
引用:毎日新聞:https://mainichi.jp/articles/20221003/k00/00m/010/248000c
岸田首相の長男・翔太郎氏は大手の商社に勤務していたとのこと。
“経て”と書いてあるのですでに退職されていることが伺えます。
大手商社は『三井物産』
岸田文雄首相の長男・翔太郎氏が勤務していた大手商社は『三井物産』であることが判明しています。
『三井物産』のバドミントンチームに岸田翔太郎氏の名前があることから明らかに。
長男・翔太郎氏は学生時代から長年バドミントンを続けています。
ネット上でも、すでに長男・翔太郎氏が三井物産に勤務していたという情報が広まっています。
三井物産とは?
三井物産株式会社は、三井グループの大手総合商社です。
所在地は東京都千代田区大手町。
1947年に設立。資本金は3,420億円。売上高は3兆円を超えています。
支店数は国内11、海外118あり、従業員数はおよそ5,500名います。
三井物産のビルの外観
三井物産のビルの内観
三井物産のオフィスツアー(映像)
三井物産は日本の『総合商社』の原型を作った
まだ日本に『商事会社』という名称がなかったころから海外との貿易を手掛けていた最大手の商社です。
「ラーメンから飛行機まで」と言われているように、総合商社として数多くの商品の輸入・輸出を手掛けています。
今では高学歴のエリートが就職先としてよく聞く『大手総合商社』ですが、その原型を作ったのが三井物産です。
岸田文雄の長男・翔太郎は秘書として優秀?
大学を卒業して数年間は三井物産に勤務していた岸田首相の長男・翔太郎氏ですが、
会社員としては優秀でも秘書や政治関係では優秀なのでしょうか?
政治学科を卒業
まず、長男・翔太郎氏は政治に関して全く知識がないわけではありません。
彼の出身大学は慶應義塾大学の法学部政治学科です。
学力があって賢いだけではなく、政治について専攻して学んでいました。
もちろん政治学科にいたからといって、政治家や秘書として優秀とは限らない。
けど大きなアドバンテージにはなるはずです。
衆議院選挙での堂々たる応援演説
こちらは、岸田文雄首相の公式インスタグラムに上げられていた、昨年の衆議院選挙の活動の映像です。
長男・翔太郎氏が身を粉にして父親の選挙のサポート活動をしているのがよく分かります。
「優秀かどうか」の能力的なことはこの動画からは伝わりませんが、
『息子』という近しい存在で、ここまで魂をささげてくれる人なら、岸田首相が秘書として一番近くでサポートしてほしいと思うのは自然かもしれません。
公設秘書としてすでに経験済み
岸田政権2年目からは『首相秘書官』になることが決まりましたが、それ以前にすでに『公設秘書』として秘書業務は経験済みです。
もっと言えば、先に上げた衆議院選挙の応援活動が秘書の仕事そのものです。
公設秘書とは、シンプルに国会議員の秘書であること。
岸田文雄の事務所で秘書業務を担う公設秘書とはちがい、
首相秘書官は四六時中首相に付き添い、サポート業務をします。
先頭を歩く岸田首相の後ろに、7人のスーツを着た男性が歩いていますね。
彼らが首相秘書官であり、最大8人まで着くことができます。
首相秘書官は50代でも“若手”と言われているのに、31歳で担当するのは相当異例なことだと言えます。
岸田翔太郎を秘書に抜擢は"政治の私物化"か
岸田文雄総理が長男・翔太郎氏を首相秘書官に抜擢したことは、野党をはじめ、国民の多くが『反対』しています。
首相秘書官は50代でも“若手”と言わているため、31歳で抜擢…しかも身内から選ぶとなれば「コネがえぐい」「政治を私物化してる」などと批判されることは当たり前です。
しかも長男・岸田翔太郎氏は政治に関しては“素人”といって差し支えない。
秘書の仕事は本来「雑務の請負」だったり「スケジュール管理」などのマネージャー的な業務を想像する人は多く、
正直誰でもできるんじゃないか?大手商社に勤務してたエリートの翔太郎氏ならなお更難しくはないんじゃないか?
と思われるかもしれませんが、総理大臣に付き添う数人の秘書官はまさに『精鋭部隊』です。
まとめに入りますが、
岸田文雄首相の長男・翔太郎氏は2014年3月に慶応大学を卒業後、三井物産という大手総合商社に新卒で入社しました。
三井物産のバドミントンチームにメンバーとして書かれていましたね。
現在は退職して岸田文雄の事務所の公設秘書に。そしてこれからは首相秘書官として父親のサポートをしていきます。
「優秀かどうか?」については、慶応大学卒という学歴や、政治学科を卒業していること。三井物産で数年間勤めていたことや、選挙で熱心に応援演説をしていたことから、少なくとも「無能ではない」と言えるのではないでしょうか。
今回の人事に批判的な意見も多いですが、長男・翔太郎氏の今後に期待です!